特別区Ⅰ類 合格者の声:面接特有の空気が苦手でたくさん練習・相談しました

🌸東京都Ⅰ類B 合格者の声をご紹介します。

 I さん(女性・大学4年生)

 

「勉強方法は」

私は特に論文と面接対策に力を入れました。いくつか特別区に関連する活動(お祭りのボランティア、観光プロモーション映像のエキストラ、国際交流スタッフ、観光施設でのアルバイトなど)に参加したり、休みの日には国や都、区が運営している美術館や博物館などの施設に行くようにしました。実際に現地の体験をすることで地域の課題や改善していくべきことの発見にも繋がり、自分が公務員になることができたらどのように貢献したいか日頃から考えるようになりました。論文では課題に対する自身の意見が求められますし、面接ではなぜ特別区を志望したのか聞かれるので、こういった活動経験がすごく役に立ちました。

論文対策は、喜治塾の特別区論文道場に参加し、書き方や論文の型などの基礎知識から、出題テーマや特別区に関連する時事問題まで教えていただきました。個人としては、今年出そうな出題テーマはとりあえず全て1500字の論文を書いて練習していました。たくさんのテーマについて書く代わりに、時間制限は特に設けず、思いつかないことは調べたり、周りの人に聞いてその意見を参考にして書いていました。1500字を一気に書くのは疲れるので、練習ではのんびりマイペースに書き、塾の論文道場では時間制限内に終わるように頑張りました。違うテーマでも解決策や改善案などは応用できる部分もあるので、できるだけたくさんのテーマについて考えて書いてみることで文章を作ることに慣れることができたと思います。

面接対策は喜治塾の模擬面接や個別相談、また大学のキャリアセンターを利用しました。
私は面接特有の空気が苦手で、声が震えてしまうくらい緊張しがちでした。それを克服しなければと思い、全部で50回くらいはお世話になりました。たくさん練習したり、相談させていただいたおかげで本番でははきはきと話せるまで成長しました。喜治塾では三人の先生に担当していただき、それぞれの視点でフィードバックをいただけましたし、毎回励ましの言葉をかけてくださってやる気と元気が出ました。

論文と面接対策を後回しにせず早期的に行い、具体的に公務員として何がしたいか、どんな公務員になりたいのかを明確にしたことで、絶対に合格したい気持ちも強くなり、広範囲な筆記の勉強のモチベーションにもなったと思います。私は特別区での活動や大学の講義を優先し、筆記の勉強は喜治塾の講座に無理のない範囲で参加しました。演習問題の講座には毎回出席するようにし、後から解説動画を見て解き方の手順も全て紙に書き、自分で見て理解できるようにしていました。その中で知らない言葉や公式、判例などを都度自分で調べることで理解を深めることができ、他の関連する問題にも応用できました。また大学では他学科の法律系科目の講義に出席し卒業単位の足しにしていました。

 

 「公務員の志望動機は」

留学生の友人がいたこと、国際交流が好きだったこともあり、多文化共生に関心があったので、多文化共生推進に力を入れている環境で自分自身も学びながら多様性の理解を深めたいと考え志望しました。また大学で観光や公害対策、まちづくり、暮らし関連の勉強をしていたことがきっかけで、地域サービスを提供し人々の生活を支える仕事に興味を持ちました。

特別区を志望した理由は、ボランティアや観光地アルバイトなどの特別区内での活動を通して様々な人たちに支えられ、貴重な経験の中で成長することができたので、今度は自身が職員として特別区に貢献したいと考えたためです。

 

 「モチベーションの維持、勉強方法」

私は大学3年から約1年間公務員試験対策をしました。大学生のうちしかできないような学業以外の活動にたくさん挑戦したかったので、引きこもって勉強漬けにはせず、地域ボランティアや観光地のアルバイトなどで外に出て、その移動中に暗記系を覚えたり、帰りに自習ができる場所に寄って勉強していました。活動の中で公務員の方との出会いもあったので、お話を聞かせて頂けたこともありました。また、私は直前まで進路を迷っていたので、県庁のインターンや警視庁体験にも参加していました。公務員の現場を体験することも大きなモチベーションになっていました。

大学に来た日は、元気なときは講義や講座が終わった後に夜10時くらいまで学校に残って勉強するようにしていました。長時間勉強するときは、Study Plusというアプリで科目ごとにタイマーで時間をはかって記録してやる気を出していました。

家では朝の準備時やごはんを食べているとき、お風呂に入っているときなどに一問一答や暗記系科目の聞き流しを再生して覚えるようにしていました。面接で使う3分プレゼンも原稿を読むよりも自分の声を録音したものを聞いて覚えました。

 

 「ありがとうございました」

 

・「特別区論文道場」は喜治塾の論文対策講座です。例年、秋からの開催いたします。こちらは「特別区論文道場」の他に「都庁論文道場」とに分かれていて、受験先で選択し、それぞれの論文の傾向を踏まえた対策講義を行います。
「特別区論文道場」では、もちろん五十嵐講師が都庁の過去問を分析して講義を行います。論文道場は、1回目が「論文基礎講義」となり、論文の書き方の方を習得してもらいます。その後は「演習回」と「解説回」が交互に3セット行われます。
演習回では、教室で実際に問題に取り組み、時間内に答案を作成して提出していただきます。次回の「解説回」で添削した論文を返却し、その問題に対する講評や採点結果をお話しします。出題のポイントや課題の設定、資料の分析方法についてお話しします。
また、解説回を受けて答案を書き直したりした場合は、コース生の塾生は何度でも添削指導を受ける事ができますので、熱心な方は課題ごとに何度もご利用されます。

・面接対策は模擬面接を行うだけではなく、Iさんの様に自分の課題が分かっていれば、そちらを講師に伝えて、指導に盛り込みことができます。面接までに時間的な余裕があれば、面接→先生の指導を受ける→自分の中で指導を受け入れて、改善する→面接でチェックしてもらうを繰り返すことで面接での課題を解決へと進めることができます。また、面接の自分の様子をスマホで録画して後で見てみることで、視線がさまよっていたり、話ながら大きな身振りで手を動かしていたりと、自分ではわからなかった仕草を知ることもできます。

・モチベーションの維持が上手ですね。少人数制ですので、こういった相談もいつでも講師にしてください。試験前は不安もあると思いますが、直前期のホームルームなどでお話をさせていただいたりしています。