学校ストライキ

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授業をボイコットして、温暖化を食い止めるための行動を迫る「学校ストライキ」が13日、米首都ワシントンのホワイトハウス前で開かれ、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんも参加したことがわかった。

数百人の若者たちが「我々の未来が燃えている」「これは危機だ。今こそ行動を」などと声を上げた。
学校ストライキはグレタさんが昨年8月に1人ではじめた抗議行動から世界中に広がった。

20日には世界各国で若者たちによる「学校スト」が企画されており、日本でも少なくとも16都道府県で「気候マーチ」が予定されているという。
グレタさんは参加者たちに「決して諦めないで。我々は続ける」と呼びかけた。授業を欠席して駆けつけた地元ジョージワシントン大学1年のレーガン・ボーカーさんは「温暖化の影響は目に見えている。自分たちの将来が不安だ。すぐに行動しなきゃいけないのに、今の大統領は全く気にしていない」と話す。
グレタさんについて「彼女は年下だけど尊敬している。大人より多くのことをしている。私たちの手本だ」と話したそうだ。

グレタさんは23日にニューヨークの国連本部で開かれる「気候行動サミット」に出席するため、温室効果ガスの排出の多い飛行機を避けて、ヨットで大西洋を横断し8月末に米国に着いたという。到着時の会見で、温暖化対策に後ろ向きなトランプ氏について聞かれ「『科学に耳を傾けて』と言いたいが、彼がしないのは明らかだ。誰も彼を説得できないのに、私ができるわけがない。私は、この気候危機がどれだけ大変なことか一般の人たちに知ってもらうことに集中するだけだ」と話していたそうだ。