北海道地震から1年

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昨年9月の北海道胆振東部地震で37人が亡くなった北海道厚真町で7日、町主催の追悼式があった。多くの遺族が参列し、犠牲者を悼んだ。

会場の町総合福祉センターのステージには祭壇が設けられ、白色の花が幾重にも並べられた。参列者が黙禱を捧げた後、町長は式辞で、「私たちが再び立ち上がり、犠牲になられた方々が愛したこの町を再び輝かせる」などと述べ、復興を誓った。

遺族代表として、地震で両親を失った農業早坂信一さんがあいさつ。「突然に家族や友人を失った事実を簡単には受け入れられません。しかし、残された家族は笑おうとしています。僕らの幸せを願っていると思います」と話したそうだ。

また、早坂さんは、「優しい多くの方々に、本当に本当に助けていただいています。工事関係、ボランティア、隣近所の方々のおかげで、今の自分がいます」と被災者への支援に感謝を述べた。

北海道地震は昨年9月6日に発生し、最大震度7を観測した。厚真町を中心に大規模な土砂崩れが発生、道内の犠牲者は災害関連死を含め44人にのぼる。