世界柔道最終日

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東京五輪のテスト大会を兼ねた柔道の世界選手権最終日は1日、東京・日本武道館で同五輪で初採用される男女混合団体戦が行われ、日本が3連覇した。

決勝は2年連続でフランスと対戦。3―2で迎えた最後の6人目は女子70キロ超級。日本は78キロ級で銀メダルだった浜田尚里を起用した。相手は個人戦の決勝で一本負けしたマドレーヌ・マロンガだ。

アリ地獄のような寝技師の本領発揮だった。立ち技で挑んで大外刈りを返された個人戦の反省から、寝技勝負に絞ったそうだ。

愚直に相手の背中に抱きついて、足を絡めて引き倒す。寝てしまえば、こちらのものだ。
必死でこらえる相手の腕を差しながら返して、徐々に体を上に預けていく。胸でも相手をまわしながら抑え込んだ。立ち技で一本負けしたマロンガに自らの土俵で借りを返した。

負ければ、無作為の抽選で代表戦になる瀬戸際での圧勝。4―2として大接戦を締めくくった。
日本のチーム力を強く感じた男女混合団体戦であった。