小・中 教員不足

今日のニュースから

全国の公立小中学校で、教員が不足していることがわかった。
教育委員会が独自に進める少人数学級の担当や、病休や産休・育休をとっている教員の代役などの非正規教員が見つからないためで、朝日新聞が5月1日現在の状況を調査したところ、1241件の「未配置」があったそうだ。

学校では教頭が代わりに授業をしたり、少人数学級をあきらめたりしており、教育の質にも影響が出かねない。

全国の公立小中学校約3万校の約4%で教員が想定より足りないそうだ。文部科学省は、こうした非正規教員の未配置の詳細は把握していない。国は教員の人件費を予算措置するが、給与額や配置は自治体に委ねているそうだ。

未配置1241件の内訳は、少人数学級や特別支援教育などの担当が736件、病休教員の代わりが257件、産休・育休教員の代わりが223件だったようだ。

未配置の最多は熊本県の103件で、茨城県102件、愛知県92件、宮城県85件、神奈川県82件とし、対応としては「教頭や副校長が担当した」と答えたそうだ。