論文の書き方

ある塾生の方から、論文の書き方についての質問をうけ
それに答えたメールの一部をここにも転載します。
多くの方から同じような悩みのご受けますので。
情報が足りなくて、読み取りにくい部分もあると思いますが
エッセンスはとれると思います。
受験生
 (ご自身の考えを書いたうえで)
>この考え方で間違ってないでしょうか?
そもそも論として、論文に「間違い」はないのです。
どうアピールした方が、アピール度が高いかを考えましょう。
なぜ自分の職場でも「チームワークが欠かせないもの」と考えたのでしょうか?
なぜ「仕事を円滑に進めるためにはチームワークが必要」なのでしょうか?
役割分担を明確にすることではダメでしょうか?
役割分担して、それぞれが自分の役割をしっかりと果たす、
情報をきちんと伝え合うことではダメですか?
それともそれをチームワークと呼ぶのでしょうか?
もっともっと自分の仕事を思い出して、
チームワークがあったのか?
どういうことがチームワークだったのか?
チームワークがうまくいっている時には
いっていないときに比べて何が違っていたのか?
なぜそう感じたのか?
その違いはどこから来るのか?
などなど、もっと考えてみてください。
>具体例として思いついた5項目すべてを書いていいのか?
>それとも1つに絞っていったほうがいいのでしょうか?
これもどっちの方が、アピール度が高いか?
もっと端的に言えば、「いい点がとれそうなのはどっちか?」で
決めるのです。
いい話があるのであれば、それで攻めればいいでしょうし、
まああんまりというのであれば、5つ書いてお茶を濁すしかありません。(失礼)
5つを並列で書くのは1000字程度の論文ではあまりインパクトがあるとは思えないのです。
「いい話」とは、ほかの人が書きそうもないことで
自分が体験していたことだと思います。
それはどの本にも書いていなくて、自分の職場で自分が感じたことの中から
出てくると一番GOODです。
>論文を書き直す際も90分測って書いたほうがいいですか?
その必要はありません。何時間かかってもいいので
バッチリいいものを仕上げてください。
もっともっと時間をかけていいので、悩んで悩んで、思い出して思いだして
今日も、明日も、あさっても、何日も何日も
しつこくしつこくどうだろう??と考えることが重要です。
「書く」作業自体は、まだまだ先で全然構いません。
「考える」訓練を積むことが必要です。
私の言いたいことがうまく伝わるかは、かなり不安なのですが
メールしました。
えてして受験生は
「それでいいよ」とか「こうするといいよ」というアドバイスを
求めますが、そうではないということが分かってもらえるといいのですが・・・。