I聖学院大学政治経済学部

合格先:埼玉県庁

 

<志望理由>
 私は小さいころから日中・日韓問題に触れる機会が多く、日本とアジアの人々の繋がりに興味を持っていました。国家間の政治的な対立が、時として個人同士の対立へ発展する昨今、国家同士が歩み寄るための役に立ちたいと思い、外務省専門職員試験(以下、外専)を受験する決意をしました。外専の結果は残念ながら力が及ばなかったのですが、この度、埼玉県警察より警察官としての採用通知をいただくことができました。
 警察を受験するきっかけは大学の講師の先生でした。外務省で働きたいとお話したところ、それなら入国管理や警察の組織犯罪対策も調べてみなさいとアドバイスをいただき、次第に警察の外国人犯罪対策や風俗営業の取締りの分野への興味は大きくなっていきました。
埼玉県警察は、震災の日から一部の防災情報を英語や中国語のみならず、タガログ語など多くの言語で発信しています。そのような外国人への配慮の姿勢に共感し、埼玉県警察を志望しました。外務省と同じ環境ではありませんが、今までの持ち続けた志を埼玉県警察の警察官としても大切にしていきたいと思います。日本人、外国人とに関わらず、住民の方が安心して暮らせる地域づくりのために頑張ります。

<勉強方法>
 埼玉県警察はじめ、全国警察組織の一次試験は教養科目と論文ですが、私はどうしても外専の専門科目(経済・国際法・憲法)の勉強が主になってしまっていたため、正直のところ教養科目へはあまり時間を割いていませんでした。そのため、喜治塾での教養講義(インプット)+直前1ヶ月の過去問(アウトプット)にひたすら集中していました。
 知識分野では、人文科学の授業は五十嵐先生の手腕が光ります。世界史と日本史はまるで物語を聞いている様に講義が進みます。そして、哲学や文学、音楽などは、多くの書物を読んだり、音楽を聴かないと本当に身に付くものではありませんが、五十嵐先生はそれぞれの魅力をわかりやすく伝えてくれます。公務員試験は人物とそのキーワードを機械的に覚えていくことが多いですが、先生はそのつながりや特徴をご自分の言葉で伝えてくれるため、内容がとても印象に残りました。文学や音楽がお好きな様子が伺えます。そのため、時間がたっても内容が頭から離れることはありませんでした。私は講義終了から過去問に取り組むまでの間かなりの時間があいてしまいましたが、過去問仕上げも短期間ですませることができました。
 過去問に取り組みやすくした工夫として、私は過去問を『世界史』や『日本史』などの章ごとに背表紙から割いて持ち運びし易いようにしていました。そのため、電車の中などのちょっとした時間に取り出しやすく、持ち続けても疲れませんでした。過去問の分厚さに圧倒されてしまう方にも良いかもしれません。分厚い過去問も、章ごとにするととても薄くなります。
知能分野に関しては、私は喜治塾のテキストしか使っていません。知能分野はとくに苦手だった上に、講義全体の前半は授業内では一切正解できなかったため、完全に苦手意識が染み付いていました。ですが、講義が後半に入るころには初見の問題でも少しずつではありますが解けるようになり、終わるころには楽しいと思えるようになっていました。私の場合、知能分野は勉強してもすぐには結果に結びつきませんでした。ですので、知能分野の科目をやってもやってもダメだったとしても、あまり落ち込まないでください。ある日を境に解けるようになってくると思います。

 

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