喜治塾新聞62号(2004年4月26日発行) | |
特集【地方公務員試験実施状況2004】 |
地方公務員試験は各自治体によって独自に設定されるため、様々な日程・試験方法により実施される。早めに正確な情報を得て、間違いのない万全の準備で本番にのぞみたい。
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●道府県庁
夏に実施される公務員試験の日程・募集内容が発表されはじめている。
道府県庁、政令指定都市は例年どおり6月第4日曜日(6月27日)に1次試験が実施される。多くの自治体では5月中旬〜下旬にかけて出される募集要項で募集人数等の詳細が発表されるが、すでに募集要項の配布を開始している自治体、募集要項はまだだが詳細をホームページで発表をしている自治体もあるので、早めにチェックをしてほしい。
道府県庁のなかでは、島根県が4年間の採用中止を発表している(現在、財政的な見通しを再検討し、5月下旬に決定するとしている)。
また、佐賀県が「佐賀県に関する問題」を5題盛り込むなど、試験自体に変更を加えている場合もあるので注意が必要だ。
公務員試験は、前年の試験がそのまま参考にならないこともあるので、雑誌などで情報を得るだけでなく、不明な点があれば必ず採用主体に確認してほしい。
●市役所
千葉県内の市役所のなかで、例年県庁と同日に1次試験を実施していた自治体(船橋市、成田市など)が、今年は県庁より1週間あとの7月4日に1次試験を実施する。昨年までは千葉県庁・船橋市は併願できなかったが、今年は両方の試験を受験することができる(千葉県庁と政令指定都市である「千葉市」は併願できない)。
松戸市、野田市は例年7月下旬、柏市は8月、浦安市、市川市などは9月と、千葉県内の市役所は1次試験日が自治体によって様々である(松戸市以降に記載の自治体は、今年の試験日は未発表なので、変更の可能性もあり)。
千葉県と同様、東京都、神奈川県の市役所についても、自治体ごとに日程が設定され、いくつかの市役所試験を受験することが可能である。逆に埼玉県の市役所は、例年、すべての市の1次試験(政令指定都市である「さいたま市」を除く)を9月第3日曜日に実施している。
市役所のなかには、立川市のように毎年のように日程を変更している自治体、三鷹市のように今年1ヵ月試験日を早めた自治体など突然日程を変更するケースが意外と多い。試験日を見逃さないためにも、受験を考えている試験についてはこまめに情報を確認するようにしてほしい。
※試験日程一覧は割愛させていただきます。