合格体験談【2006年度 NO30】 ● 坂戸市役所最終合格 -------------------------------------------------------------------------------------- 中央大学法学部 2005年卒業 06目標11B月生 T・Hさん |
■公務員をめざした理由
もともとスポーツ振興、まちづくりや環境政策に興味がありましたが、基本的には色々なことを経験してみたいという漠然とした考えで勉強をスタートしました。最終的な志望理由は、(希望した)市を市民活動が活発なことで有名なまちにしたい、としました。
■喜治塾を選んだ理由
「質問がしやすい」し、「アットホームな感じ」だったからです。
喜治塾の先生は、食事の時間を削ってまで快く質問に答えてくれました。論文対策・面接対策では、書いた文章を何度も読んでいただき、アドバイスをいただきました。公務員試験の要となる論文・面接で手厚い指導していただけたことにとても感謝しています。(←択一試験は点数をかき集めれば良いのでどうとでもなりますが、論文はそうはいきません。論文の指導が厚いのは魅力です。)ある予備校では、生徒150〜170人に対し講師一人、メールでの質問は返信に約一週間(05年11月ごろ)。・・・違いは明らかですよね?
また、喜治塾は、事務員の方がとても親切で仲良くなれます。いろいろな経験を持った友達もたくさんでき、良い刺激になります。試験勉強では、ときに人間関係が作る心の支え、余裕、ゆとりも必要ですが、それを得ることができました。
■アドバイス
市役所の対策では、特に二つのことに気をつけていました。
〇安易な捨て科目は作らないこと
〇数的・判断とうまく付き合うこと です。
〇安易な捨て科目は作らない
市役所の試験では、物理以外の出題科目はすべて勉強しました。
「1点をかき集める」ためです。市役所の試験はどちらかというと広く浅く問題がでるため、どの問題にもくらいつくようにしました。
問題数の少ない科目に勉強時間をあてるのは非効率ではないかと思われますが、実際は逆で、自分の得意科目での点を伸ばすことにつながりました。というのも、どの科目でも最低1〜2点がとれるということは、自分の得意科目で点が取れなくても大丈夫、ということです。その大丈夫という気持ちのおかげで、落ち着くことでき、得意科目で確実に点が取れるようになりました。また、大丈夫という気持ちは、決断力と勢いを与え、問題を解くスピードを上げてくれました。(テストでは、絶対に点をとるぞという気持ちと、間違ってもいいやという気持ちのバランスをうまく取っていました。制限時間があるからです。)
一通りの科目を勉強することで結果的に良かったことが一つありました。それは、「勘を働かせる」ことができたことです。たとえば、時事問題は、一問一答のウンチクのような問題はなく、世界情勢、国際関係や環境問題など今後の世界の動きを考えさせるような問題でした。自信を持って選べる選択肢はなく、時事道場の知識に加えて、世界史、日本の近現代史、地理や生物の知識を総動員して、より正解だと思うものを選んできました。実際に正解したのかはわかりませんが、それで良かったのかなと考えています。
勉強方法は、基本的に、塾のプリントでの理解と暗記です。生物・科学・地学は『20日間』シリーズを、人文系は『スーパー過去問ゼミ』を使用して補強しました。
〇数的・判断とうまく付き合う
私は、数的・判断が苦手で、好きになれませんでした。数的・判断は、解けないからといって不合格にはなることはないが、足を引っ張る科目というのが実感です。私は、それぞれで「1〜2点を取る」こと、「簡単な問題かそうでないかを見分けられるようにする」ことを目標に勉強しました。簡単な問題(見たことある問題)で1〜2点(合わせると2〜4点)を取ることを基本に、あとは1点でも多く取れるように頑張る、というスタンスです。しょぼい感じはしますが、苦手だから仕方ありません。
勉強方法は、塾の講義プリントと数学道場プリントを繰り返しやりました。『スーパー過去問ゼミ』を比較のために使いましたが、すぐに塾のプリントに戻しました。厳選されたものを繰り返しやったほうが良いと考えたからです。
回数は、最低3回以上はやりました。「慣れるまで」回数をこなすように努めていました。塾長も数的・判断は「暗記」だとおっしゃっていました。
●参考として、国U・県庁試験の際に、数的・判断を避けたために生じた失敗を紹介しておきます。(数的・判断は逃げずに勉強したほうがいいですよー。)
試験前、戦略として、数的・判断はなるべくパスして、文章理解など他の科目で点を取ろうと考えていました。ところが、点を取らなくてはいけないというプレッシャーから、文章理解にやたらと時間をかけてしまいました。(私にとっては、英語がくせものでした。)また、数的・判断に手をつけてはみるものの、取るべき問題なのかそうでないのかの判断がつかず、ここでも時間を無駄にしてしまいました。当然、テストの後半は慌ててしまいます。その結果、ねらっていた科目で思うように点が伸びず、数的・判断でも2〜3点の差をつけられ、散々な結果に終わってしまいました。
この反省から、市役所の対策では、簡単な問題を見極め、それぞれ1〜2点は取るというスタンスにしました。結果は、1〜2点は取れるという自信が安心感を生み、他の教科の正答率も上げました。目標以上の効果をあげ成功でした。
■これから受験する皆さんへ
一年を通して、精神的に追い詰められてしまうということはなかったように思います。県庁の試験に通らなかったときは、塾から足が遠のき家での勉強が多くなりましたが、それでも、精神的に追い詰められてしまうことはありませんでした。それは、行き詰ったら塾へ行けばいいと思っていたからです。塾という場所、仲間、先生や事務の方の存在が、心の支えになってくれました。とても感謝しています。喜治塾は、皆さんにとってもそういう場所であってくれると思います。
ダラダラとした長い文章にもかかわらず、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ぜひ、喜治塾で勉強をし、合格を勝ち取ってください。応援しています。