喜治塾通信(2006年10月25日アップ) |
合格体験談【2006年度 NO26】 ● 特別区 国家U種 最終合格 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大妻女子大学 文学部 英文学科 2003年卒 06目標12月生 O・Sさん |
■公務員をめざした理由
私が公務員という仕事に興味を持ち始めたのは、民間で仕事をし始めた頃からでした。家族に公務員がいて仕事の内容を聞いてるうちに、自分とは全く違った仕事内容に興味を持ち始めたのが小さなきっかけでした。しかし何より女性が長く活躍できる職業であること、仕事をするだけならできるだけ多くの人の支えになっていきたいと思うようになり、思いきって退職を決意しました。
■勉強のスケジュール
〜年内まで〜
8月くらいから少しずつ勉強する環境を作り出していきました。主に、
@行政法、経済原論、数的処理などのテキストをパラパラとみる。
A問題に軽く目を通し、わからなければ解答を見る
この二つの作業を繰り返しました。
12月生として、12月からは数的処理、経済原論の授業を受け始めました。本格的な勉強は年明けからと考えていたので、この頃は一日3〜5時間くらいしか勉強していませんでした。
〜1.2.3月〜
年が明け、本格的に勉強をし始めました。なるべく本番と同じスタイルにするため、午前中は教養科目を午後は専門科目を勉強するようにしました。どの教科も授業には必ず参加し授業にそって勉強をすすめました。
@授業に出席し、終わったら再度テキストを見直す。
A配られる問題を解く。
B余力があればスーパー過去問ゼミの問題も解くようにする。
とにかく机に向かって勉強を作り、一日8時間は勉強する体制を作りました。
〜直前期〜
先ほども述べたように私は二度試験に失敗しています。一年目は、公務員として働くことよりも、社会人として働くことに急に自信がなくなり、精神的に弱ってしまったのが敗因です。二年目の敗因は何と言っても直前期の大スランプです。やはり直前期になると、やらなくてはならないことがあまりにも多く、ただ焦るばかりになってしまいます。だからこそ、しっかりと計画を立てることが大切だと思います。この直前期が明暗を分けるといっても過言ではありません。
〜4月〜
翌月の特別区対策のため論文に中心を置きました。正直、文章を書くのが苦手だった私にとっては、かなり苦痛な勉強でした。
教養論文→塾長や五十嵐先生が予想した題に絞った。
五十嵐先生がご指導してくださった教養論文ゼミの3つの題にほぼ絞りました。この3つは出題確率がかなり高いと塾長や五十嵐先生が予想されていたので、これらだけは、完璧に書けるようにと思い、とくに自分で論文を作成し(もちろん、他の塾生の答案も参考にしながらですが)初めから終わりまで暗記しました。本番では先生方が予想されたとおり、3つの中の1つがほぼ同じ題で出題されたので、ほぼ完璧に書くことができました。
専門論文→できれば経済原論で書こうと考えていた。
しかし、一つの教科に絞るのはやめたほうがいいと思い、行政学・政治学のテキストも見て、ひたすら暗記しました。しかし、本番では一番力を入れていた経済原論が失敗し、行政学を選択しました。視覚に焼き付けていたテキストをひたすら思い出し、とにかく答案用紙を埋めようとしました。しかし、あまり行政学に力を入れて暗記していなかったため限界があり、答案用紙の半分くらいしか生めることができませんでした。
専門科目→憲法・民法・行政法・経済原論・政治学・行政学・財政学を中心に勉強しました。翌月の特別区は、幅広く勉強する必要があるため、あまり一つの教科に力を入れすぎないように心がけました。ひたすらテキストを読んで、手や資格を使って覚えるようにした。そして、喜治塾で配られた問題を二回ほど解きました。4月はとにかく幅広く勉強することを心がけていたのでスーパー過去問ゼミにはほとんど手を出しませんでした。
教養科目→数的処理・現代文・英文・世界史・日本史・思想・文学・生物・地学を主に勉強しました。数的処理が苦手だった私は、数学と物理は思いきって捨ててしまいました。そのぶんを専門科目で補うしかなく余計なプレッシャーがかかってしまったので、できるなら捨て科目は作らない方がいいと思います。また国Uは専門試験の配点が教養試験よりも高いため、専門試験の勉強にやや重点を置こうと考えていました。そのため教養科目にはあえて4時間しかないと決め、その中で数的処理にはかなりの時間をかけて勉強しました。
数的処理→喜治塾で配られたプリントを二回解く。やはりそれでは不安だったため、畑中先生のワニ本(数的推理・判断推理)を1日10問近く解きました。数的処理はとにかくたくさん問題を解き、苦手意識を克服するしかないと思いました。
現代文・英文→1週間で2日ほど30分くらいの時間を割きました。とにかく問題を解いて、忘れた頃にもう一度解くという作業を繰り返しました。比較的得意分野だったため、時間がないときは後回しにしました。
世界史・日本史・思想・文学・生物・地学→暗記グッズを使ってひたすら手を使い暗記する。一応スーパー過去問ゼミを購入したものの、問題を解くよりはテキストを暗記する方に力を入れた。
■最後に
正直、○○区の面接では手ごたえが感じられず、落ちたと思っていましたが2週間後、電話で内定をつげられてその場で応諾しました。長かった私の公務員生活がやっと終わり、本当にホッとしました。再度挑戦することを迷っていた私を励まし、背中を押してくれた喜治塾の先生方、事務局の方々、本当にありがとうございました!!そしてこれから公務員を目指される皆さん。勉強は本当につらくて、苦しいと思いますが、自分自身を信じてがんばってください。自分を信じて本気で取り組めば必ず結果は出ます。来年皆さんと同じ職場で出会えることを楽しみにしています。