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 合格体験談【2006年度 NO23】
  ● 国家U種 最終合格
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  早稲田大学政治経済学部卒                                      06目標5月生 S・Tさん

■公務員をめざした理由

私は以前、民間企業に就職活動していたのですが、その時は正直、将来の事をあまり真剣に考えず、友達につられるまま就活をしていました。しかし、いざ就活を終えてみてふと考えたとき、これまで部活や大学入試など様々な場面において妥協したことがなかった自分に気づき、人生の中でも最も重要な選択の一つである就職をこんな簡単に決めてよいのかと思うようになり、そこで初めて自分の将来のことについて考えました。

その結果、やはり何かのため誰かのためになる仕事を、大きなレベルでできる国家公務員になりたいと思いました。その理由は二つあります。

理由@ 私はこれまで母の病気など様々な不幸が重なり、これまで生活はとても裕福なものとはいえませんでした。大学時代は自分で学費を払いながら大学生活を送りました。このような苦労を経験したこともあり、頑張っている人達の支えになりたいと思うようになりました。

理由A 大学時代、ずっと続けてきた塾の講師や飲食店のアルバイトを通じて生徒やお客様からの「ありがとう」の言葉に非常に嬉しく感じている自分がいました。このように誰かに感謝される仕事をもっと大きいレベルでやりたいと思いました。

■私の勉強法

公務員試験を受けるにあたり、私の置かれていた状況は他の受験生と比べて、不利な点が二点ありました。

@高校、大学すべて推薦で入ったため、この公務員試験が人生で初の受験勉強であり、長丁場の勉強法が確立できていない。

A受験期間中もアルバイトを続けていたため相対的に他の受験生よりも勉強時間が確保しにくい。

このような点から、この約一年間は不安でいっぱいでした。しかし、「あきらめなければ、必ず受かる試験」というのが公務員試験を受けての私の感想です。

私の体験記が、同じような状況に置かれている方に読んでいただけたら幸いです。

【5月〜12月】

12月までの勉強で大事なことは、講義は休まず出席し、講義の内容は必ず次の講義までに復習し、配布された問題を一通り解くことです。(特に民法と経済学は絶対)時間に余裕のない人は、この時期それだけで良いと思います。絶対に先延ばしにしてはいけません。この習慣があとあとの直前期に効いてきます。公務員試験をドロップアウトする話を良く聞きますが、そのような人はたいていこの習慣が身についていない人ではないでしょうか。この習慣がしっかり身につけば、必ず試験日までたどり着けると思います。

このように偉そうに言っている私ですが、私自身ライブで受けれなかった憲法を年明けまで先延ばしにしてしまいました。これは精神衛上もあまりよろしくないので、講義はなるべくライブで受けることをお勧めします。

※この時期に捨て科目をつくるのはあまりお薦めできません。物理や化学の講義もとりあえず受けほうがいいと思います。特別区の物理や化学は講義の内容さえ理解すれば、解けるようです。

【1月〜3月】

この時期は公務員受験生にとって最も大切な時期といえるかもしれません。この3ヶ月間でそれまでの内容を総復習し、7割がた完成させておくのがベストでしょう。

5月〜12月の間に講義の内容を毎回復習していれば、この時期の学習が非常にスムーズに進みます。

私もこの時期からやっと近所の図書館に通うようになり、集中し知識をどんどん詰め込みました。

また私はこの時期に初めて模試を受けました。模試はこの一回しか受けていませんが、それで充分だと思います。この時期にまだそれほど完成していない人は、たくさん模試を受けて凹むよりも自分の勉強を続けた方が絶対良いです。

※ この時期は毎日、1教科や2教科だけやるといった非効率な勉強の仕方は避けた方がいいです。私自身の勉強の仕方としては、1日、1週間、1ヶ月という区分でそれぞれ計画を立て、1日5教科ぐらいで、1週間ですべての教科に触れるようにしました。

※ ここでちょっと、問題集のことに関して話したいと思います。問題集ははっきり言って、塾で配布されるものだけで十分です。そしてこれを最低3回まわします。

そこでさらに余裕があれば、スーパー過去問ゼミをやってみるのも良いと思います。

やたらいろいろな問題集に手を出す人をみますが、これは絶対やめた方が良いです。

喜治塾の先生方が厳選した問題を信じてみてください。

【4月〜試験まで】

いわゆる直前期といわれる時期です。といえど、やることはほとんど変わりません。この時期になると復習も一通りは終わっているはずなので、自分の苦手な分野がおのずとわかってきます。私は苦手分野を中心に、過去問をたくさん解きました。

また、この時期には自分の受ける試験の過去問集を買って(例えば国U)、問題の傾向や、問題量を確認しておくことも大切です。

■モチベーションの維持

ここで私のモチベーションの維持の仕方を紹介します。この長い受験勉強時間の中でモチベーションが下がる時期があるのは仕方がないことだと思います。私自身も数え切れないくらいやる気が起きなかったときがあったのを思い出します。私はこのような状況に陥ったとき、いつも自分が塾に投資した受験料を思い出すようにしました。約50万という投資を価値のあるものにするか、水の泡にするかを考えると意外と頑張れますよ。

■最後に

始めにも書きましたが、公務員試験はあきらめなければ必ず受かる試験だと思います。そのために大切なことは、勉強を継続すること、そのためにモチベーションを保ち続けることです。これを実行できる環境が喜治塾には整っています。やる気がなくなったときでも事務の方々が渇を入れてくれますし、少人数の塾なので一緒に頑張れる友達もできます。私も喜治塾だから頑張れました。この場をかりて講師の方々、スタッフの方々に感謝したいと思います。ありがとうございました!!