喜治塾通信(2006年9月30日アップ)
 合格体験談【2006年度 NO19】
  ●さいたま市 国家U種 最終合格
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                                                  合格保証生 Y・Sさん

■公務員を目指した理由

人々の生活や環境面で役に立つ、プラスになるような仕事をしたいと思っていました。そうした時に、民間企業より公務員の方が、色々な物事に関わることができ、その分自分の視野も広げていくことができると考え公務員を目指すことにしました。

■喜治塾を選んだ理由

安直ですが、僕は、公務員試験を受けようと決意したのが大学卒業寸前で、喜治塾ではその時期からでも試験に間に合わせるカリキュラムを行っていたので、藁にもすがる思いで選びました(努力実らず、その年に合格はできませんでしたが…)。

ですが、実際入ってみて、先生方と塾生の距離がすごく近いことを感じました。また、喜治塾に通う中で色々な塾生と知り合うことができました。合格するまでに幾度となくしんどい思いをし、落ち込むこともありましたが、諦めることなく最後まで続けてこられたのも、こういった喜治塾の環境があったからこそだと思っています。

■勉強開始から合格までの勉強スケジュール・勉強法

 ※2005年2月に100日コースで勉強を開始し、合格保証を使って2006年に合格したので、あまり参考にはならないかもしれません。

・05年2月〜7月中旬

予備校に通って2コマ講義を受ける毎日でした。しかし、僕の要領が悪かったこともあり、復習が追いつかず、理解が不完全でした。問題も塾からもらったプリントを一通り解くことくらいしかできませんでした。この間に4カ所試験を受けましたが、どれも1次落ちでした。

・05年7月中旬〜9月中旬

あまり問題慣れしていないことを感じた僕は、問題を多めに解くようにしました。“Wセミナー問題集の専門科目の問題を解く→解説を見てレジュメにまとめる”作業の繰り返したことで、問題を解くコツをつかめ、9月の市役所試験では1次試験を通過できました。

・05年10月

市役所2次試験に向けて、自己分析と論文対策をしました。特に文章を書くのが大の苦手だった僕は、何度も五十嵐先生の個人指導を受けました。しかし、市役所の2次試験は落ちてしまいました。

・ 05年11月〜12月

これまでほとんど勉強できなかった教養科目を主に勉強しました。特に05年夏に行われた世界史講座はとても分かりやすく、ビデオで受講、復習して、中世以降の世界史をよく理解することができました。世界史の流れが分かったことで、政治学など色々な科目の深い理解にも繋がりました。また、中国史にも力を入れました。

・ 06年1月〜3月

追い詰めない程度に色々な科目の問題を解くこと、復習することを繰り返しました。その上で、苦手なところ、なかなか理解できない箇所をまとめました。この時期あたりから科目・問題によっては確信をもって解けるものがでてきたので、週2日前後でアルバイトをしたり、友達と遊ぶ等、気分転換をしていることが多かったです。

・06年4月〜6月下旬

苦手部分を重点的に勉強し、また特別区の試験に備えて教養論文の直前講座で何度も先生に論文の添削をしてもらったり、専門記述対策をしました。特別区が終わった後も、基本的には苦手部分を中心に勉強しました。

・ 06年6月下旬以降

面接対策に集中し、7月以降の面接に臨みました。昨年の時点である程度の自己分析はできていましたが、面接練習、面接をする中で、考えの足りない部分、苦手な点などがまた見えてきます。そういったところを反省して、次に臨む、この繰り返しでした。

論文については、僕の場合、最初まともな文章を書くことすらできていませんでした。なので、最初は論文講座をビデオ受講しました。そして、模範解答の文章をそのまま書き写すことから始めました。書き写す中で、先生の解説を思い出しながら、構成や表現がどうなっているのか、自分なりに分析していきました。それが一通り終わったら、自分で実際に論文を書き、それを先生に添削してもらう、これを繰り返しました。このようにしたことで、文章の書き方、構成の組み立て方がだいぶ分かってきました。

文章を書くことにある程度慣れてきたら、時間や文字数を設定した本番のような形式で論文を書いてみる、新聞を読む、時事道場に出るなどして情報に敏感になる等してきました。

面接では、話すこと自体はそれ程苦に感じていませんでした。しかし、普段自分に自信を持てない性格なので、どうしても緊張して変に力んでしまったり、弱気な発言をすることや自分の考えを中途半端にしか言わないことがありました。その点で相手に不安な印象を与えてしまい、面接では精神的な部分で苦労しました。

精神的な弱点を根本から改善するのは短期間ではまず不可能ですが、「弱気は最大の敵」と言うように、弱気のままでは自分のいいところを見せられず、それだけで負けてしまうようなものです。面接や練習を重ねる中でそれを感じた僕は、本番では不安なことを考えず、自分の考えをストレートに伝えられるように心がけました。そうできるためにも、根本である自己分析は入念に行い、面接練習も面接前には必ず申し込みました。

また、面接の時期は積極的に色々な友達に会いました。試験勉強ではどうしても人と話す機会が少なくなるので、面接に向けて話し慣れる意味がありますし、1人で自己分析をしてもどうしても考えが偏ったり、気分が沈んで止まらなくなることがあるので、気分の切り替えの意味でも、色々と友達に会うことは大事だと思います。

■モチベーションの維持

試験中何度もしんどい気持ちになったり、気が滅入ることがありました。僕としては、そういう時は勉強のことを考えても効率が悪いと考えているので、勉強を忘れて遊んだりして気を紛らわせたり、友達と話して気分転換をする等しました。「勉強するときはとことん集中するけど、時には思いっきり遊んだりする」メリハリを持たせることが大切だと思っています。

喜治塾に行くだけでもモチベーションの維持に繋がったと思います。僕は、一通りのカリキュラムを終えた後も、だいたい週に1度は喜治塾に足を運んでいました。そこで他の塾生が黙々と勉強しているのを見るだけでも、自分も頑張らな!という気持ちになってきますし、話せる人がいれば気分転換もできてとてもプラスになります。困った時には先生方とも相談をしやすかったです。

■最後に

公務員試験を終えて今思うこととしては、試験勉強をしていた1年半、すごく色々な人に助けられていたんだ、ということです。親には1年半も生活のあらゆる面で支えてもらいましたし、友達からは元気をもらい、勉強面から試験の悩み等色々と相談にのって下さった喜治塾の先生方には本当にお世話になりました。

勿論、試験に合格するには、結局は自分が頑張らなくてはいけません。けれど、その自分が頑張れているのは、周りの色々な人達の支えがあったからだと、勉強をしていくうちに思うようになりました。

公務員試験の勉強は基本的に一人でいることが多いですが、誰かのお世話になることもまたたくさんあるはずです。そういった出来事は、自分にとって大きな励みになるので、大切にしてほしいと思います。