喜治塾通信(2006年9月28日アップ)
 合格体験談【2006年度 NO16】
  ●労働基準監督官 国家U種 最終合格
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    早稲田大学教育学部社会科社会科学専修            2007年卒業見込み    06目標4月生 O・Yさん

■公務員を目指した理由

大学2年生の時自転車で旅をし、人の暖かさを深く感じる経験をしました。その経験から、人のためになる仕事をしたいと思い、公務員を志望しました。

■喜治塾を選んだ理由

たまたま大学で塾のポスターを見かけ、説明会に参加しました。説明会では、塾長がとても分かりやすく、親切丁寧に説明をしてくれたのが印象に残りました。他の予備校を検討することなく、すぐ喜治塾に決めました。

■合格までの勉強スケジュール

自分は4月に入塾し勉強を始めたのですが、大学の講義、ゼミ、アルバイトなどとても忙しい日々を過ごしていました。なので、アルバイトを辞め、大学のテストが終わる1月頃までは塾の講義の内容を理解することに努めました。講義をうけた日はモスバーガーで終電までねばり、内容理解、知識の整理を繰り返しました。

3月までは、夜遅くまで勉強していましたが、暖かくなった4月からは朝型に切り替え、夜11時前には寝るようにしました。規則正しい生活リズムが、長丁場である試験勉強を乗り切るコツだと思います。「心・技・体」です。

■勉強法

 (専門科目)

法律系科目は、塾の授業をベースに自分でノートを作っていきました。3月頃からはスーパー過去問を解きはじめ、それぞれ2回解きました。判例も六法を使って読みこみました。経済学は塾の授業の復習とスーパー過去問だけを何度もやり続けました。嫌いだった経済学は、試験本番では得点源になっていました。

 (教養科目)

数的推理、判断推理ができませんでした。毎回塾の数学道場に出ていましたが、ほとんどの問題が解けませんでした。専門科目で点をとればいいと考えた時期もありましたが、専門科目も自信がなかったのである程度は勉強する必要がありました。それで、4月から一日の勉強の始まりに約2時間程度の時間を設け、問題を必ず解くようにしました。試験本番、効果がでて予想以上の点数をとることができました。

 (労働基準監督官試験について)

 択一科目として労働法、労働事情、専門記述として労働法1問、労働事情1問が出ます。労働法は塾の講義と「20日間で学ぶ労働法の基礎(実務教育出版)」をノートにまとめて基礎を固めてから、スーパー過去問を2回解き、六法を読みこみました。また労働安全衛生法、最低賃金法等の問題も出る可能性があったので、「労働法 菅野和夫(弘文堂)」も参考程度に読みました。

 労働事情の対策は、労働経済白書をなめるように読みました。また、過去問を研究して対策を練りました。

 (面接対策)

 自分は民間の就職試験を受けたことがなかったので、多少不安でした。それで、塾の模擬面接を何度も受け、練習を重ねました。塾長先生、五十嵐先生のアドバイスは的確で非常にためになり、なんとか乗り切ることができました。

■後輩の方々へ

ある新聞に載っていました。「どんな人間になりたいか。」この言葉には、「何になりたいか」だけでなく、「どんな生き方をする人間になりたいか」という意味がこめられている。

世の中には、その人の社会的な地位や職業には関係なく魅力的な人がいる。職業が何であれ、どんな信念を持って生き続ける人間になりたいかを描けることが大事だ。]

公務員試験は、どの試験も簡単ではないと思います。結果も、努力した人が合格して努力しない人が合格しないといった単純なものではないと思います。勉強せずにたまたま受けて、たまたま受かる人もいます。

自分は、試験に合格するために必要なものは「公務員に対する思いの強さ」であると思っています。どんなに数的処理の問題ができなくても、一度習ったことをすぐ忘れてしまったり、何度も同じ間違いを繰り返しても、公務員試験をやめようとは一瞬たりとも考えたことはなかったです。夢を実現するための決意と覚悟、愚直さがあれば決して乗り越えられない壁ではないはずです。

公務員試験専門の喜治塾には、塾長をはじめ五十嵐先生、他の講師の方々、スタッフの方々、共に授業を受ける受講生、と公務員に対する熱い思いを持った人達が集まっています。そのような雰囲気の中で勉強ができたことはとても素晴らしいことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。

これから受験される方、この駄文を見てほんの少しでもやる気がおきたなら、明日からではなく今日から勉強をはじめてください。そして、試験の日までの一日一日を悔いのないよう過ごしてください。気合をいれていきましょう!