喜治塾通信(2006年9月2日アップ) |
合格体験談【2006年度 NO11】 ●新潟県庁 国家U種 国税専門官最終合格(国家T種2次辞退) ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 早稲田大学法学部 2007年3月卒業見込み 06目標 4月生 Y・Hさん |
■公務員をめざした理由
出身地である新潟県をよりゆたかな暮らしやすい地域にしたいという思いがあり、そのために必要な産業振興やまちづくりに携わって働きたいと考え県職員を目指しました。
■喜治塾を選んだ理由
私が公務員試験の勉強を始めるにあたって不安に感じていたのは、まったく勉強したことのない経済原論と面接対策でした。他の予備校のガイダンスや体験受講にも参加して検討した結果、経済の講義が一番分かりやすく、講師やスタッフと距離が近く相談しやすい環境だった喜治塾を選びました。
■勉強の進め方と合格の秘訣
今振り返ってみて、公務員試験とは、
試験だと感じています。これを聞くと、それって当たり前のことじゃんとか、なあんだ簡単だと思う人がいるかもしれません。ですが、このことを確実に実行することは意外に難しく、挫折しかけることも多くあると思います。
なぜなら、大学四年生にとって、友人が遊んでいる一方で勉強をすることはなかなか大変なことでもあるし、周りが就職活動を始めて続々と進路が決まっていくなか合格する保証もない試験勉強を継続することには相当な焦りを伴うからです。それに加えて、公務員試験は科目数が多いため、以前勉強したことを忘れてしまうと、復習に手間がかかり、勉強に嫌気がしてきます。
こうした要因が、試験勉強の継続そして合格を阻むことになります。しかし、逆に言えば、この要因をうまく克服することができれば合格がぐっと近くなるのです。
では、どうすれば勉強に嫌気がせず、継続することができるのか。それには、こまめな復習が命です。講義が終わったら、すぐに復習する、わからないところは質問してわからないままにしておかないことが大切です。
そして、一番重要なのは、その科目の講義が一通り終わった後の定期的な復習です。講義で習っている期間は講義内容を理解していても、講義が終わり二ヶ月も経つと知識はボロボロと抜け落ちていきます。この時期の復習をおろそかにすると、新たに勉強している科目に加え、また一から復習しなおさなければならないため、直前期の負担が過大なものになり、「いくらやってもすぐ忘れちゃう、どうせ自分の頭じゃ無理なのさ、もー勉強やーめた」という心理に陥ってしまいます。そうならないためには、講義が終わった一ヵ月後(一ヶ月なら結構内容を覚えているので復習も楽です)くらいに、軽くテキストを見直して、練習問題をいくつか解いてみることをお勧めします。その後も、一ヶ月間隔くらいで定期的な復習を入れることによって、どの教科も70%はわかるという状態で直前期を迎えることができます。70%から100%にするのは、直前期だけで充分に間に合うので、それまでの期間は、定期的な復習を重ねてこれまで習ったことを忘れないようにすることが大切です。
また、数的・判断に関しては、私も含め、苦手にしている人が多いと思いますが、その出来が合否に直結することはありません。つまり、数的・判断ができないから落ちるのではなく、数的・判断以外に知識問題や専門試験もできなかったから落ちるのだと思います。私は、数的・判断の問題集をいくつか買ってやってみようとしましたが、そのすべてで挫折しほとんどやらずに終わってしまいました。市販の問題集には高度な問題が多数含まれており、中学時代から数学が苦手な私が解けないのも当然でした。数的・判断が苦手な人は、塾のテキストにある典型的な解法パターンのある問題を徹底して何度も解くことが一番大切です。試験本番でも、二、三問はそうした典型問題が出題されるので、その問題を確実に得点できるようしておけば充分だと思います。
教養試験では、文章理解や資料解釈、知識問題で確実に点数を稼げれば、数的・判断をカバーできるし、それができなかった場合でも専門試験で得点できればカバーできます。いずれにしても他ができていれば、数的・判断のミスを取り戻すことができるのです。勉強中は、数的の問題ができないと不安になりますが、あまり気にせず、他の分野をしっかり勉強してカバーしてやると考えておけばいいと思います。
■最後に
何度も繰り返しますが、公務員試験で一番大切なことは、最後の最後まで諦めずに勉強を続けることです。公務員試験は長丁場なため、その道のりには挫折、ドロップアウト、民間への転向という非常出口がたくさん用意されています。勉強が嫌になってくると、ついついその出口に足を踏み入れそうになりますが、そのときが踏ん張りどころです。喜治塾には、そうしたつらい時期に支えてくださる経験豊富な講師やスタッフがいます。何かで悩んでいるなら、どんどん話しかけて相談に乗ってもらってください。悩みを誰にも話さずひっそりと塾から足が遠のくことほど、本人にとっても塾にとっても寂しいことはないのです。
によって挫折のリスクを減らし、悩み事があったら何でも相談してアドバイスを受けてください。なんとか勉強を継続して試験日にたどり着くことが、最大の合格の秘訣です。継続をサポートしてくれる体制が喜治塾には整っています。公務員になりたいと思っている人、勉強の進め方で悩んでいる人は、一度塾に来て何でも相談してみてください。