喜治塾通信(2006年8月21日アップ) |
合格体験談【2006年度 NO7】 ●都庁T類 最終合格 --------------------------------------------------------------------------------------- 学習院大学 法学部政治学科 2006年卒 06目標 合格保証生 K・Rさん |
■公務員をめざした理由
私が公務員試験の勉強を始めたのは大学3年の12月でした。それまでは民間企業の就職活動をしていましたが、少子高齢化問題などといった社会全体に関わる仕事をしたいと考えるようになり、公務員試験に向けて勉強をスタートさせました。
■喜治塾を選んだ理由
いくつかの予備校を見学し情報収集をしました。中でも喜治塾が最もサービスが手厚く、先生や事務の方が親切で、ここでなら勉強をがんばれそうだと思ったので、喜治塾に入塾しました。
■勉強開始から合格まで
私は喜治塾で1年半勉強していた事になりますが、二度目の受験でようやく最終合格を手にすることができました。一度目の受験で失敗した事には、明確な原因があります。その原因とは、授業の復習をおろそかにしていた事でした。12月に入塾して試験まで半年しかないにも関わらず、スタート時点で出遅れてしまいました。
ここで言える事は、復習は授業を受けたらすぐにする事です。当たり前の事ですが、私と同じ時期に入塾した人でも、しっかり復習をしていた人たちは、結果を出して合格しています。
一年目の受験で失敗し二年目は、苦手だった経済をもう一度受け直しました。そして一年目の時には受講していなかった道場や世界史・日本史基礎講義を受けました。このように、合格保証制度を利用すると合格するまで面倒を見てくれる点も、喜治塾の大きな特徴の一つだと思います。
私の場合、年内は5割くらいの力を温存させて勉強していました。年内からあまり根詰めてしまうと、直前期に息切れしてしまうと考えたからです。年が明け、特に2月頃からは、起きている間中勉強をしているという状況でした。
とは言え、直前期にも友人と買い物や食事に行ったりと、適度に息抜きはしていました。試験勉強は長期戦なので、ずっと机に座って勉強していると、集中力も低下し健康にも良くないので、たまには適度な気分転換は必要だと思います。
■勉強について
勉強をする上での重要なポイントは、@苦手な科目ほど手を広げない、A捨て科目を作らない、の2点だと考えます。
勉強は塾のレジュメを中心に進めていました。市販のテキストも何冊か買ったのですが、実際それらはほとんど使わず、使ったのはスーパー過去問ゼミくらいです。私の場合、一年目の受験の際にはスーパー過去問はほとんど使っていませんでした。
以下に、二年目の受験の際に私がした勉強についてお話していきたいと思います。
法律系科目
年内は塾のレジュメと配布された問題のみを使って勉強していました。先生に指摘されたとおり最も分量の多い民法に時間を費やしました。そして、年明けからはスーパー過去問ゼミを始め、試験本番までに3回まわしました。その際、ただ漠然と3回まわすのではなく、できない問題は3回以上解きました。
行政系科目
法律系科目と同じで、年明けからスーパー過去問ゼミを始め、塾のレジュメを何度も見直していました。
経済
苦手な科目だったので、あえて手は広げず、塾のレジュメと配布された問題をひたすら繰り返していました。以前、先生が「スーパー過去問ゼミをやらなくても地方上級や国Uに充分対応できる」とおっしゃっていたので、その言葉を信じました。今では、それで正解だったと思っています。
人文
これも塾のレジュメを中心に見直していました。それから、専門科目のように3回はまわしませんでしたが、確認のためにスーパー過去問ゼミをAランクとBランクの箇所のみ解いていました。もし時間が無い場合は、問題を解かなくても塾のレジュメだけで充分だと思います。
判断・数的
公務員試験で一番苦労したのは、この科目だと言っても良いくらいです。私には中学受験の経験は無く、大学受験でも私立しか受験していないので、理数系科目は相当苦手でした。でも、ここでもあえて手を広げず、塾で配布されたレジュメと問題のみを解き直していました。難しい問題は解けなくて良いから、基本的な問題は解けるようにしようと考えたからです。
自然科学
初めは市販の参考書を使っていましたが、年が明けてからは、結局は塾のレジュメと講義ノートのみ見直していました。自然科学も範囲が広いので、効率良く勉強するには、塾のレジュメと講義ノートだけで充分だと思います。
資料解釈
私は合格ゼミに入っていたので、合格ゼミの中でやった問題の復習のみ行なっていました。
文章理解
英語に関しては、速読英単語を電車の中などで読んでいました。単語を覚えつつ、速読英単語に載っている英語長文を1日1題読むよう心がけていました。現代文も、年明けの直前期には毎日1題解いていました。
教養論文
東京都や特別区では、論文の配点が高いにも関わらず、論文も非常に苦手でした。専門記述も重要なので、とにかく文章に書く事に慣れようと、秋頃から試験直前まで、新聞の社説の要約を、20〜30分と時間を決めて行なっていました。但し、これは毎日ではありません。毎日だと途中で挫折すると思ったので、3日に一度と決めていました。
そして塾では、論文道場と論文ゼミに参加して論文を書いていました。論文が添削されて返ってくると、もう一度書き直して提出しました。
論文対策として取組んだのはこれくらいです。市販の論文対策本は持っていたのですが、実際は使いませんでした。
面接対策
これには私は相当力を入れました。面接は苦手だと自分でも自覚していたので、模擬面接を多めに受け、模擬面接の時以外にも何度も先生に相談に行きました。実際、面接の準備はとても大変で、「公務員試験は筆記試験より面接の方が難しい」と以前言っていた友人の気持ちがわかるような気がしました。
自己分析を始めるのは一次試験の発表後からで大丈夫ですが、面接対策は決して手を抜かないでください。せっかく筆記をパスしたのに、面接試験で不合格になるのは非常にもったいないからです。面接では、大した内容の事は言えなくても良いのです。背伸びをしない、ありのままの自分で充分です。ありのままの自分の良さを、面接官にアピールできるよう、準備を万全にして面接本番に臨んでください。
■今の気持ちと後輩へのメッセージ
公務員試験に合格するのに一番必要なのは、最後まで諦めない事です。これから受験される方々は、直前期の模試や演習などで思うように成績が伸びなかったりと、様々な壁にぶつかるかと思います。でも、そこで決して諦めないでください。試験本番で力が出せれば良いのです。必ず努力は報われるはずです。
そして、勉強をしている過程で、インターネットや受験生たちから様々な情報が流れ込んでくると思います。ですが、そのような情報に惑わされずに、自分を信じてください。受験を終えて言えるのは、市販の参考書に書かれている事や受験生同士の噂は当てにならないという事です。
私は決して要領は良い方ではなく、忍耐力も強いわけではありません。それでも受験を乗り越えられたのは、喜治塾のおかげです。勉強で行き詰まると、先生や事務の方が親身に相談に乗ってくれ、辛い時期の心の支えになりました。喜治塾には、皆さんが辛い受験を乗り越えられる環境が整っていると思います。この喜治塾で、皆さんが合格を勝ち取る事を祈っています。自分を信じてがんばってください。