喜治塾通信(2006年7月26日アップ) |
合格体験談【2006年度 NO2 】 ●国家T種 法律職最終合格 都庁T類最終合格 --------------------------------------------------------------------------------------- 早稲田大学第一文学部 2005年卒 06目標10月生 N・Sさん |
■公務員をめざした理由
私は「人の役に立ちたい」という思いから公務員を志望しました。1度民間企業に入りましたが、将来の自分の姿に大きな迷いを感じ、生活のあらゆる面で人々を支える公務員という職業に魅力を感じたからです。入社から半年後の2005年9月末に退職し、10月頭から勉強を始めました。
退職についてはかなりためらいました。私の場合、諸事情により試験を受けるチャンスは最初で最後と考えていたからです。絶対失敗できないプレッシャーの中で本当に合格できるのか、と何度も悩みました。しかし、結局は決断し退職後すぐに勉強を始めました。
■塾選びについて
私は予備校を選びにはかなり慎重でした。言わば「大きな買い物」でもあるので、大手予備校の説明を聞き、授業を試聴し、パンフレットを見て、金額に対しどれくらいのサービスが受けられるのかを調べました。その結果、周りの人間の多くが「よくわからないけど大手のほうが安心じゃない?」と言う中、喜治塾に決めました。実際に喜治塾で半年以上過ごして感じることは、大手に比べて本当に「お得」だということです。
最初は東京都庁などの地方上級を考えていましたが、勉強するうち国T(法律職)も受けてみようと考えるようになりました。国Tについては、入塾前に大手予備校で公務員試験の説明を受けたとき「ゼロからのスタートで国T受験の場合は半年の勉強では難しい」と言われていました。大学は文学部で、日本文学と教育学以外なにも学ばなかった私は、「確かにそうなのかもしれない」と思い、国Tを受けようとは全く考えませんでした。しかし喜治塾に入塾後しばらくして気持ちも変わり、塾長に相談すると、「合格する人もいるからやってごらん」と言われ、勇気が出ました。
こうして、公務員試験の受験生としての私の生活が始まりました。
■実際に勉強してみて
あらためて範囲の広さに驚かされました。「こんなの覚えられるのか・・・?」と正直思いました。主要科目は全て初めて学ぶことばかり。今思うと、幅広く学ぶことの大切さをなんとなく感じますが、当初は「なぜこんなに勉強が必要なのか」と首をかしげたくもなりました。しかし、先生方やスタッフの方々に支えられて頑張ることができました。授業も面白く分かりやすかったので、勉強する上でも少し楽しみながらできたと思います。(試験直前、特に国Tの1次・2次の直前は楽しさよりも大変さのほうが勝っていましたが。)
勉強をしているときは、よく先生方に相談をさせてもらいました。「自分の勉強の進み具合はこれくらいで、こういうペースで勉強していますが、このペースでよいでしょうか」と、定期的に自分のペースを確認させてもらったり、「この時期はなにから優先的に勉強すればよいですか」といった相談もたくさんさせてもらいました。先生方は授業のほかにもいろいろな業務をこなしているのに、どんな時も私の相談を必ず丁寧に聞き、答えてくれました。
またスタッフの方々がとても親切なので、勉強する上でもとても助けられました。私は大学も卒業しているので授業もなく、だいたい朝から塾で勉強していたのですが、あいさつするといつも笑顔で返してくれるので、嫌な勉強をするにしても「よし、頑張るか」という気持ちで1日をスタートできました。
そして、友人たちにも恵まれました。みんな気持ちの良い人々でしたから、勉強の大変さを分かち合ったりもできました。また、試験の直前1ヶ月くらいは、塾が開く前と閉まった後に、友人(先輩)とマックで勉強したりもしました。
★具体的な勉強については、次のようにしました。
教材は喜治塾で配布された教材以外はやりませんでした。例外として、国Tの過去問集である「セレクションシリーズ」(早稲田セミナー)はやりましたが、それ以外は一切使用しませんでした。とにかくレジュメを覚える。そして、塾で配布された問題を「確実に」解けるようになるまで繰り返す。これがなにより大切だと思います。このあたりは先生方もいつもおっしゃっていることであり、私自身それを実践して納得しています。択一試験ではあいまいな正解肢もありますので、難解なものを含めて消去法で解くことも多いのですが、それぞれの長い問題肢の中に「これは誤りだ」という部分をわずか1点でも発見できればその肢は消去できます。その「わずか1点」というのは、レジュメに書いてある情報だったりすることがよくありました。レジュメをとにかく覚える。「だいたい覚えた」のでは不十分ですが、「完璧に覚える」ことができればかなりの力がついているはずです。
そして、常に勉強の予定を立てました。なんとなく勉強する、これは1番苦しいし結局目標も達成できないのではないかと思います。もちろん計画通りにいかないこともあります。ですから、必ず「調整日」を作るようにしました。「調整日」とは計画の遅れた分を勉強する日であり、週に1日作っておくといいと思います。
また、必ず休みの日をつくりました。1日も休まないことなど、到底できません。毎日勉強するなど、続くのは最初だけです。勉強するためにも、必ず休みの日を作りました。その分勉強する日の勉強量は増えますが、メリハリがついて良いと思います。
■実践は大変でした
このように書くとなんだか完璧に勉強を進めたようですが、実際には年が明けるまではそこまで頑張ってはいませんでした。ですから年明け、特に国Tを受けようと本腰を入れたあたりでとても後悔しました。私の勉強の進み具合は、正直国Tを本気で受かるためにはかなり遅れていたからです。それまで授業の復習すらほとんど手をつけていませんでした。しつこいようですが、本気で後悔しました(笑)。でも、頑張りました。頑張る以外に術などありませんでした。試験が迫るにつれ追い詰められ、駅から家に帰る道すがら暗い夜道にもかかわらずレジュメを読みながら歩きました(←効率はあまり良くなく、なにより危険です)。レジュメを覚えて、それを唱えながら入浴しました(←これはわりとよかったです)。今思うと漫画に出てきそうな行為ですが。
しかし私は悲壮感なく頑張れました。それは喜治塾の先生方やスタッフの方々、友人たちのおかげです。1人でこもって勉強したりするのは良くない、と今振り返ってみても強く思います。私自身ももともと楽観的ですが、それでも勉強は大変でした。やはり喜治塾に通うことでいろいろな形で支えてもらえたと感じています。
国Tの法律職に最終合格したときは本当にうれしかった。私は、それまでの半年間「結果」というものに飢えていました。体育会弓道部に中・高・大と所属し、結果がすべてだと何度も言われ、またそれがある意味においては真であると身をもって感じてきたせいもあり、「結果」を出さなくてはいけないというプレッシャーがありました。でも、国Tの1次試験の前日にはあまり自信が無かったので、「どうせ落ちる可能性のほうが高いのになぜ今日こんなに必死にやるのか」と労働法を詰め込んでいる自分を不思議に思っていました。ですから、最終合格したときは本当にうれしかったです。
■今、思うこと
あのとき喜治塾にしてよかったと本当に思います。もし予備校選びに迷っているなら、悪いことは言いませんから喜治塾にしてみませんか?