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喜治塾通信(2006年8月5日アップ) |
合格体験談【2006年度 NO3 】 ●都庁T類 国家U種 最終合格 --------------------------------------------------------------------------------------- 06目標11月生(カフェテリア受講) S・Hさん |
■公務員をめざした理由
ドイツに留学中、人々が心にゆとりを持って、生き生きと暮らしていると感じました。特に高齢者が元気なことが印象的でした。日本でもより多くの人が幸せに暮らすことができるように、人々の生活を支える仕事がしたいと思い、公務員を志望しました。
■喜治塾を選んだ理由
信頼のおける友達(喜治塾OB)に「アットホームな塾だよ」と勧められたことと、カフェテリア受講料が他の予備校に比べて格段に安いことから入塾を決めました。
実際に入ってみると、想像以上に「アットホーム」でした。昨年度は大手予備校に通っていたのですが、講師との距離が遠く、質問しづらい状態でした。喜治塾では常に塾長か五十嵐先生がいらっしゃるため、勉強の質問はもちろん、モチベーション維持の悩みなども気軽に相談できます。また、塾生同士仲が良く、お互いが良い刺激になって勉強を続けることができます。
去年はプレッシャーに押しつぶされ、試験前1ヶ月は吐いておかゆしか食べられない状態でした。お弁当にもおかゆを持って行ったほどです。今年は先生方やスタッフの方々、塾の友達に精神的に支えられて、リラックスして試験に臨むことができました。喜治塾だからこそ、自分の力以上のものが出せたのだと思います。
■勉強方法
(択一試験)
「理解なき暗記はすぐ消え、暗記なき理解は幻である」を信条にして勉強しました。なぜなら、公務員試験は近年考えさせる問題が多く、暗記だけでは解けないからです。
講義に集中し、余談や板書以外の話もすべてレジュメに書き込むようにしていました。そうすることで、復習の時にしっかり理解することができます。また、理解を心がけた勉強をしていくと、膨大に思われる公務員試験科目が、いろいろなところで関連し合っていることがわかり、効率よく勉強できると同時に、勉強が楽しくもなります。
暗記は寝る前にやると良いと聞き(←『ドラゴン桜』より。塾にあります)、夜に書いたり声に出したりしながら覚えました。
レジュメをある程度理解して、配布された問題を解けるようになってからは、『スーパー過去問ゼミ(実務教育出版)』を利用しました。過去問をやっていて知識に穴があると、必ずレジュメに立ち返り、わからないところは先生に質問するようにしました。
理解のための労力を厭わない勉強をしたことで、見たことのない問題も消去法で解くことができました。
(教養論文)
教養論文は、都庁・特別区では特に重要になってきます。始めは「教養論文なんて、授業を受けなくてもそれなりに書けるのではないか」と思っていましたが、それは大間違いでした。読み手を説得させ、わかりやすい論文を書くには、「型」を身につけなくてはいけません。逆に「型」さえ身につけてしまえば、課題に対する知識が乏しくとも上位答案を書くことができます。
五十嵐先生の論文ゼミでは「型」の作り方をみっちり鍛えてもらいました。また、見識深い先生の考え方に触れることで、論文の内容にも深みを持たせることができるようになりました。論文ゼミは、外部の方も受講する非常に人気のある講義です。都庁・特別区を受ける方はぜひ受講することをお勧めします。
(二次試験・面接)
塾長と五十嵐先生の模擬面接を3回受けました。先生方は相当の数の模擬面接をこなしているため、不慣れな実際の面接官よりも鋭い質問をしてくれます。また、塾生の性格を理解してくれているので、適切なアドバイスを頂けます。
そして重要なのは、自己分析です。と言っても、なかなか自分のことはわかりません。自己分析の意義は「ネタ」を集めることにあると思います。例えば、面接で長所を聞かれて「前向きです」と答えたとしても、具体的なエピソードを話すことができなければ面接官は納得してくれません。「ネタ」を複数ストックしておくことによって、面接でも臨機応変に対応することができます。
面接対策は一次試験終了後で間に合いますから、これから勉強を始められる皆さんは、まず択一・専門・論文に力を注いで下さい。
■今の気持ちと後輩へのメッセージ
都庁に合格できて、とにかく嬉しくてホッとしています。既卒で2度目の受験のため、常に「今年も全て落ちたらどうしよう」という不安と戦っていました。11月に勉強を始めてから今までずっとです。夜に急に泣きながら目が覚めたり、焦って勉強に手がつかなくなったりしたこともありました。
塾長に「勉強したいのに、できないんです」と相談した時に、「じゃあ、やらなきゃいいじゃない」と言われた時には、肩の力が抜けました。焦ろうが焦らまいが、結果は同じ。次の日からまた、やる気が出ました。
試験勉強は長くつらく、投げ出したいときもありましたが、人格者の先生方、いつも優しく元気をくれるスタッフの方々、自分のことより他人のことを考えてくれる塾生(これぞ公務員に必要な資質だと思います)に支えられて、最後までやり遂げることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
人とのつながりを大事にする方、使命感を持った公務員になりたい方、ぜひ喜治塾の門をたたいてみませんか。