喜治塾通信(2005年9月9日アップ)
 合格体験談【2005年度(1)】
  ●外務専門職合格
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 2005年1月生 内堀恵香さん

超難関の外務専門職に1月から5ヶ月で合格

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■はじめに

  自分が働くことを考えたとき、人を幸せにする仕事につきたいと思いました。「人の幸せ」は「日々の生活の充実」からくると感じたので、それを実行できる公務員になろうと決めました。
 理想は掲げてみたものの、公務員試験の教科の多さや試験期間の長さをひとりで乗り切るのは大変だと思ったので、大学から近く、少人数制で、パンフレットの塾長がいちばん優しそうな「喜治塾」で勉強することにしました。

■勉強法について

  私が外務専門職員試験の準備を始めたのは2005年1月でした。「今から勉強するなら2006年が目標」と他の大手予備校で言われていたため、喜治塾の100日講座を見つけたときは、目標が少し近づいた気がして嬉しくなりました。   専門科目はまったく勉強したことがなかったものの、授業はわかりやすく、少人数教室で、先生が生徒一人一人に話しかけるように行われるため、自分でも信じられないくらい経済や法律に熱中してしまいました。当初は難しそうだと不安を感じていた試験科目に『熱中』できたからこそ、絶対に合格したいという気持ちが強くなり、本番まで目標を見失うことなく勉強できたのだと思います。また、毎回配られるレジュメには、必要な知識が簡潔にまとめられているため、試験場にも持ち込み、直前まで何度も何度も見直しました。  そして何より私の合格は、いつも近くで励ましてくださる先生方や、一緒に目標に向かって頑張っていける友人の存在なくしてはあり得なかったと思います。多くの人に出会い、色々なことを学びながら自分の将来につて考えたこの5ヶ月は、私の人生において大変貴重な時間となりました。喜治塾での思い出を胸に四月からは外交官として頑張ります。

 

喜治塾通信(2005年9月9日アップ)
 合格体験談【2005年度(4)】
  ●国T・国U・特別区・神奈川県庁・国税専門官等多数合格
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 2005年2月生 T・Aさん

25歳、司法試験からの転換

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■公務員を志したきっかけ

 私は、大学在学中に、何を思ったのか資格試験の最高峰である司法試験を目指しました。ただし、この試験は長く辛いものになるだろうと予想できたので、25歳までやってみて駄目な時は公務員を目指そうと安易に考えていたのです。案の定(?)、最終合格には至りません。途方に暮れていた私の目に飛び込んだのが、「喜治塾」という一風変わった名前と無料説明会のお知らせでした。早速その説明会に参加した私は又安易に「ここしかない」と決め、入塾してしまったのです。しかし、今考えるとこの決断は大成功でした。余談ですが、この塾の説明会は良いですよ。公務員とは何か、公務とはどんな仕事かを丁寧に分かり易く且つ熱い口調で講義してくれます。みなさんきっと公務員になりたくなりますよ。

 そんなこんなで私はこの喜治塾に入ったのです。

■志望職種は特になし

 「志望職種は特になし」などと書くと不真面目ですが、本当のことです。ただ漠然と公務員になれたら良いな、と思っていただけで特定のものになりたいとは考えていませんでした。且つ、年齢的なこともあります。私は今年が、わがままが言える最後の年と思っていたので、とりあえず受ける事ができる試験は受けてみようと思い、結構な数にのぼる7つの試験を受けたのです。そのため、通常のカリキュラムよりも多くの講義を受ける羽目になりました。国T用の国際法、国税専門官用の会計学などです。ただ、私は大学も法学部、一応資格のため勉強していたこともあり、法律科目に関しては微々たるものですが貯金があったのです。でも、やっぱりただでさえ科目数が多い公務員試験の中でさらに科目を増やすのは正直言って辛かったです。しかし、世の中に無駄な物はないとは良く言ったもので、この科目数の多さが後に述べますが私を救ってくれたのもまた事実なのでした。

 そんなこんなで私の公務員試験の勉強は始まったのです。

■救ってくれたのは優秀な仲間!?

 「救ってくれたのは優秀な仲間」 というと、他力本願的な感じがしますが、やっぱり事実なのです。ここではあまり勉強の中身は具体的に書きませんが(というのは、ここでぐだぐだ書くよりも一回体験受講する方がはるかに分かりやすいからです。ですので、皆さんぜひこの塾の講義を体験してくださいね。一発でこの塾が気に入りますよ)、塾での仲間は私にとって試験の最強ツールでした。しかも、不思議なことに、この塾に通われている受講生の方々は例外なく皆さん優秀で、しかも尊敬できる人物なのです(もちろん、私は除きます)。こう言うと、宣伝しているみたいなのですが、少なくとも私はそう感じました。この塾は自然と優秀な存在(私以外)をおびき寄せてしまうみたいですね・…。

 救いは多々あります。いくつか紹介しますね。

 第1にモチベーションの維持。勉強期間は長いです。私は一年ありました。この間には正直勉強が嫌になったり、もうやめて実家に帰りたくなる気分になります。そんな時私を救ってくれるのは仲間です。彼又は彼女達が自習室で必死になって勉強をしている姿を見ると不思議に自分のやる気も回復していきます。そのように何度復活したことか。お昼ご飯を一緒に食べたり、たまには(本当にたまですよ、本当に)勉強をサボってラウンジでおしゃべりしたり、何度も何度も何度も癒されました。           

 第2に仲間は自分の良き教師になるということです。私はわからない問題や疑問に思った事は、仲間によく聞いてまわりました。私よりも明らかに優秀な存在がごろごろいるので、何度も疑問はすっきり解決しました。もちろんこの塾は先生とも距離が近いのですぐに質問は可能です。でも、おなじ受験生同志での疑問のぶつけ合いはなかなか楽しいもの。そうやって、何個か得意科目にしてしまったものもありました。やりすぎると煙たがられますが…。

 そんなこんなで、私は良き仲間の存在で何とか長期戦を切り抜けました。みなさんも喜治塾では仲間を作ってください。ポイントは同性だけではなく異性とも話してみること。そしてなんといってもいつも明るく笑顔でいることです(難しいのですが)。

■本番の受験

 「本番の受験、数的推理は一貫してB!?」というと、本当に馬鹿な話です。でも本当です。ものすごく反省しています。私は数的推理が全く駄目でした。授業でもわからない。問題集を買ってきてもわからない。模試でも全然解けない。模試では、しっかり考えて時間もとってやってみたのに知能系科目は全問不正解というちょっと信じられない荒業をしたこともあります。笑い事のようですが本人は真剣なのです(それが一番笑えるのですが…)。この傾向はいっこうに治らない。そこでとった行動は最悪のもの。つまり、数的推理は解かないで一貫して「B」にするというものでした。みなさん絶対にやってはいけませんよこれ。私はたまたまこの行動が後で述べますが良い効果を限定的に伴いました。普通にやったら落ちてしまいます、試験に。

 さて、判断推理は得意ではないけどぽつぽつ解けるものがあります。資料解釈は苦手ですが何とか解きます。しかし数的推理は考えもしないでBにマークしました。しかも7つの試験全てに。何故そんな無謀な事をしたか。私なりに理由があったのです。

 まず、時間。数的推理は時間がかかります。それは何としても回避したかった。なぜならば、さらに私は教養の人文科目が異様に得意だったので、それで得点したかった。そのために、数的はさっさとあきらめて得意科目に集中したかったのです。その結果は…。7つの試験の1次には全て合格するという自分でも信じられない結果でした。その時は有頂天でしたが、冷静に考えればこうだと思います。私は法律が得意だったので専門科目は自分で言うのもなんですがよくとれました。教養は数的が超苦手でしたが、その他は苦手意識があまりなかったのです。ですから、みなさん絶対に私の真似をしてはいけません。まじめにこつこつと数的推理は勉強するべきです。なぜなら、仮に私の立場にたって数的を得意科目にすれば、高得点で1次は安心して突破できたと思うからです。

 なるほど、私は確かに1次は全てパスしたかもしれません。しかし、それは高得点ではなくてすべてギリギリの危険な線だったような気がします。

 そんなこんなで、ここで私は何を言いたいか。それは、くだらないようですけれど高得点を目指してくださいということです。一点一点を血眼になって追う姿は、傍目から見ると正直言って馬鹿みたに見えるかもしれません。斯く言う私も馬鹿だなあ、もっと気楽にやれば良いのにと思っていました。しかし、試験が終わって言えることですが一点というのはどんなに重いことか。私はこの一点に運命が左右した例を嫌というほど目撃しました。そして、何よりもこの私が数的推理をあきらめることによってこの一点の重さを馬鹿にしてしまったのです。どうやら一番馬鹿だったのは私でした。苦手科目があっても逃げないで死に物狂いで何とかついていくこと。私が言うと全く説得力がありませんがやっぱりこれが真理なような気がします。

■一見すごいが、その中身は・・・

 というのは、試験結果のことです。では結果は?国家T種・国家U種・国税専門官・東京都特別区・神奈川県庁最終合格、衆議院・参議院法制局3次合格というちょっとびっくり物の結果でした。

 何故このような結果が出たのでしょう。冷静に考えると、シンプルですがこうです。勉強する科目数が人よりも多かった。他の人は、特定の志望先にあわせて勉強します。したがって国際法、会計学、商法、刑法、労働法などは人によってばらばらです。私はその全てを勉強しました。つまり、人よりもその科目に関してはほんのちょっとばかり「知って」いたのです。人より多く知っていたというのが理由です。あくまで、試験科目というごくごく限られた極少の範囲ですけれども…。

 さて、ここまで来て私が何を言いたいのか分かりますよね。みなさん多くの科目を時間とお金に少し余裕があれば貪欲に勉強しましょう。人よりも多少知識が増えますよ。そしてこの人よりも「多少」知識があるというのが、最終合格に至る意外なポイントだと私は思います。なにせ、試験とは突き詰めると競争なのですから何か人より差がないといけません。しかし、心配は要りません。その知識の程度は多少でいいのです。多少で。

 そんなこんなで、一見すごいがその中身の正体は、志望職種は特にないという私のすごくない安易な勉強動機なのでした。志望職種なし→とりあえず全部受ける→自然と多くの科目を勉強→人より多少知識が増える→その知識が全く関係ない別の試験で生きる→他の受験生はあまり解けない→私は何とか解ける→差が生まれる→ギリギリで合格。まとめるとこんな感じでしょうか。中身は全くすごくないのです。

■最後に

 偉そうなことをぐだぐだ書いてしまいました。すみません。最後に言いたい事が一つだけあります。私の合格の最大要因はなにか、と聞かれればハッキリ言うことができます。それは、この塾を選んだことです。みなさんも喜治塾に来て公務員になってください。きっとその夢が叶えられますよ。